昼寝好男のブログ

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KickstarterやIndiegogoなどクラウドファンディングにおける詐欺まがい行為を防御するには?

嘘つきの画像

僕はこれまで、KickstarterやIndiegogoなどの海外クラウドファンディングで10回ほどプレッジ(出資)をしてきました。その中で詐欺まがいの行為に巻き込まれたこともあります。僕の経験をもとに、海外クラウドファンディングにおける注意点について述べたいと思います。

クラウドファンディングとは

まずはおさらいから。クラウドファンディングとは、事業を起こそうとする人がインターネットを通じて出資を募り、集まったお金で事業の立ち上げをするという形態の資金調達のことをいいます。

出資をしてもらうのは説得力が必要なため、出資を募る側は自分たちがやろうとしている事業がどれほど魅力的かを動画でプレゼンテーションします。その際、出資額に応じたリワード(お礼の品)を約束する場合がほとんどです。

出資を検討する側はプレゼンテーションを見て、事業の実現性を評価し、リワードが自分にとって魅力的な場合に出資をします。

事業は成功するとは限らない

あくまで「出資」なので、出資者はリスクを負うことになります。その事業が成功するとは限りません。技術的な理由で頓挫したり、資金不足に陥ってプロジェクト中止になる場合もあります。そのような場合に出資者にお金は戻ってきませんし、もちろんリワードももらえません。

運よくリワードがもらえたとしても、プレゼンテーション通りの品質のものがもらえるとは限りません。リワードを手にしてがっかりする可能性もあります。逆に、期待以上の品質のリワードが送られてきて小躍りしたくなることもあります。

そういったことを承知で出資するのがクラウドファンディングです。自分が期待していた以上の製品が出来上がり、事業が成功するのを目撃したときの感動は格別です。

事業は計画通り進むとは限らない

プレゼンテーションでは、事業のスケジュールを述べるのが一般的です。たいていの場合、リワードをもらえる日程についても具体的に述べられています。しかし僕の経験では、このスケジュール通りにプロジェクトが進むことはほとんどありません。さまざまな理由でプロジェクトは遅れます。設計上の問題が発生したり、資材の調達で問題が生じたり、配送事故が発生したり、ありとあらゆる問題が起こります。

詐欺まがいの行為もある

まじめに取り組んでいるプロジェクトですら、さまざまな障害にぶち当たるのが日常茶飯事であることを利用し、詐欺まがいの行為が横行しています。出資を集めるだけ集めて消えてしまったり、集めた金額の20%以下で買えそうな粗悪品をリワードとして送り付けてきたり…

このような事例を僕は何度も目にしました。海外クラウドファンディングの中ではKickstarterとIndiegogoを使った経験がありますが、圧倒的にIndiegogoの方が詐欺まがいの行為が多い印象でした。さて、出資金を集めて不当な利益を得ようとしている詐欺まがいのプロジェクトに出資しないようにするには、どうしたらよいでしょうか? いくつか注意すべき点を述べたいと思います。

常識を働かせる

クラウドファンディングは夢を見せさてくれるからこそ楽しいのですが、最低点の常識は働かせましょう。たとえば革新的なバックパックだと宣伝するプロジェクトで、プレゼンテーションビデオを見ると収納力がものすごいように感じたとしても、20リットル容量のバックパックには20リットルの物しか入りません。キャッシュレス時代にふさわしいスリムな財布に自分が持っているカード類が全部が入りそうだと思ったなら、試しにカードを重ねてみてください。カードを10枚重ねると結構な厚みになり、そもそも構造上入らないのではないかという疑問を持つことができます。雨をものともしない防水性は防水コーティングをした直後のものであり、1ヶ月もすれば効果は半減します。

全部が全部というわけではないのですが、プレゼンテーションビデオはテレビショッピングのプレゼンテーションと似たようなところがあり、見る人の常識を曇らせます。ぜひ常識を働かせて、投資する価値のないプロジェクトに無駄に投資することのないようにしてください。

メンバの写真が公開されていないプロジェクトは避ける

事業のプレゼンテーションビデオに出てくる人はほとんどが役者さんなので、ビデオで顔出しをしているからと信用するのは危険です。たとえばコペンハーゲンにあるおしゃれな設計事務所で設計している様子が映し出されても信用しないでください。

それに対し、ビデオには出演していない人がプロジェクトの説明ページに顔写真と本名を載せているプロジェクトなら、信用度は増します。

似たプロジェクトがある場合、注意深く判断する

過去に成功した事業と似ているプロジェクトは、注意深い観察が必要です。たとえば多数の資金を集めたバックパックにどこか似ているバックパックが出てきたら、まずは疑ってください。

過去に成功しているプロジェクトは信用度が増す

資金を募っている人が過去にプロジェクトを成功させている場合、信用度は増します。ただし、集めた資金以下のリワードを送って小金を稼いでいる可能性もあるので、過去のプロジェクトに寄せられたコメントに目を通してリワードに対する出資者の感想を確認してください。

出資者のコメントをよく読み、詐欺グループの暴露がされていないか注意する

海外ファンディングの場合、ほとんどのコメントは英語で書かれています。怪しいプロジェクトを暴露してくれている場合があるので、プロジェクトに寄せられているコメントにはくまなく目を通してください。

実際に出資する前に、過去のプロジェクトでシミュレーションをして見識を深める

クラウドファンディングはすでに終了したプロジェクトを検索することができます。まずは終了したプロジェクトの中から自分が出資したいものを選んでみて、その後でそのプロジェクトに寄せられたコメントをチェックしてみてください。クラウドファンディングに対する見識が深まります。

まとめ

最近は国内ファンディングも盛んです。それでも海外ファンディングには、国内ファンディングとは違った魅力があります。 くれぐれも詐欺まがいの行為にひっかからないよう気を付けながら、夢のある事業に投資してみてください。