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MarkdownエディタBearの次期バージョン(V1.7)新機能の紹介

Bearのアイコン画像

BearはとてもユニークなMarkdownエディタで人気を博しています。Bearの次期バージョンV1.7は大型のアップデートとなるようです。V1.7で予定されている新機能について紹介します。

Bearとは

最初にBearについて簡単に紹介します。BearはiOSおよびMacOS向けのMarkdownエディタです。Markdownエディタの種類は数多く、さながら戦国時代の様相を呈しています。その中でBearはプレビュー方法にユニークな特徴を持っています。

ほとんどのMarkdownエディタは、常時プレビューを表示しているか、プレビューを要求した時に別画面でプレビューを表示するかのどちらかです。前者の場合、文書量が多くなると重くなったり、そもそもプレビュー画面表示のために編集画面が狭くなるなどの欠点を持っています。後者の場合はそのような欠点はないですが、頻繁にプレビューを確認する場合に手間がかかります。

Bearは前者のプレビューを常に表示するタイプのMarkdownエディタなのですが、プレビューを別画面に表示するのではなく、Markdown記法で入力すると同時にレンダリングされるというユニークな特徴を持っています。言葉で書くとわかりづらいので、例をお見せしましょう。

Bearでの編集の様子
Bearでの編集の様子その2

「#」や「##」などの見出しはフォントが大きくなって強調されます。また、左側に「H1」や「H2」などのマークがつきます。また、画像埋め込み記法によって埋め込まれた画像は、直ちにその場に表示されます。Bearのユニークな点はこれだけでなく、Bearではこの表示が完成形であり、作成した文書をアプリ内で閲覧するときは常にこの形式で表示されるという特徴を持っています。

Markdownの一般的なレンダリング結果が欲しい場合は、指定した形式にエクスポートします。サポートされているエクスポート形式は、Markdown、html、pdf、docx、rtf、ePub、txt、textbundle、Bearノートなどです。ePub形式にも対応しているので、Bearで電子書籍を作成することができます。またMarkdownやtextbundle形式にエクスポートできるので、他のMarkdownエディタへの乗り換えが可能です(註:ただし無料の範囲内でエクスポートできるのは、Markdown、rtf、textbundel、txt、Bearノート形式のみです)。

下図はrtfにエクスポートした例です。
rtfエクスポート例

Bearの文書管理ですが、フォルダごとに文書を整理するという方法は取らず、Gmailと同じようにタグによる管理をおこないます。階層タグもサポートされています。

Bearの欠点

とてもユニークな機能を持っているBearですが、いくつか欠点もあります。気づいた点をリストアップします。

  • Mac、iPhone、iPadしかサポートされていない(WIndows版やAndroid版がない)
  • ネストされた箇条書きに対応していない
  • テーブル(表)をサポートしていない
  • 数式を記述できない
  • 機密性の高い文書にロックをかけられない

人気のあるMarkdownエディタは上記のすべて、あるいはそのうちのいくつかをサポートしています。Bearは、Markdownを即時レンダリングするという魅力的な特徴を持つ反面、機能不足の印象は否定できません。

次期バージョン(V1.7)の新機能

Bearの開発元から送られてきたニュースレターに次期バージョンについて書かれていたので紹介します。次期バージョンでは、Markdownエディタを1から作り直すことにより、ユーザの要求に応えるそうです。また、有償ユーザのためにWeb版を提供する予定があるなど、大型のバージョンアップになりそうです。下記に新機能をまとめます。

  • Web版(Bear for Web)の提供(有償ユーザのみ)
  • ネストされた箇条書きに対応
  • 文書の暗号化およびロック(有償ユーザのみ)
  • 絵文字候補の表示と選択(「:smile」と入力すると笑顔の絵文字候補が表示される)
  • テーマの拡充

ニュースレターにテールブルをサポートするという言葉はないものの、テーブルをサポートして欲しいというユーザの要求に応えられるようエディタを作り直していると書いてあるので、僕は期待しています。

まとめ

Bear 1.7で予定されている新機能について紹介しました。BearはユニークなMarkdownエディタなので、ユニークさを失わずに機能アップしていって欲しいです。